<中洲通信>30年で幕 発行人の名物ママ「一つの節目」−−福岡(毎日新聞)

 ◇今月発売号で

 福岡市・中洲のバーから全国に向け約9000部を発行する月刊誌「LB中洲通信」(B5判、500円)が、今月発売の2月号で休刊する。発行人兼編集長の名物ママ、藤堂和子さん(63)は「80年の創刊当時、30年続けると言ったので一つの節目」と話す。【竹花周】

 ◇人生楽しむ人の

 24歳で中洲のバー「リンドバーグ」の経営を始め、貯金が1000万円たまったのを機に「何か形に残るものを」と創刊した。航空会社機内誌の編集者に相談し、手のひらサイズの冊子でスタート。やがてB5判の隔月発行となり、91年から月刊化した。

 発刊当時、店の客から「3号出ればいい方」と言われ、思わず「30年やります」と返した。冗談めかしたが、内心「石にかじりついてもやり抜く」と決心。店の傍ら筆も執り、締め切り間際に新幹線の車内で原稿を書いて、下車と同時にファクスで入稿という忙しさだった。

 編集部は東京に置き、中身も本格派。キャッチコピーは「人生を楽しむダントツな人の雑誌」。藤堂さんのコラムや対談のほか、文学、映画、音楽の話題を取り上げ、脚本家の山田太一さん、経済評論家の森永卓郎さんら旬な人物を特集してきた。バーの顧客の7割を占める県外客らの応援もあり、東京や京阪神の書店にも並ぶ全国区の雑誌となったが、収支は毎月百数十万円の赤字、店の売り上げをつぎ込んできた。「楽しいことを集めた本にしたかった。雑誌のおかげで縁も商売も広がった」と振り返る。

 現在、今月中旬発売の最終(通算283)号の編集が佳境。藤堂さんとジャーナリスト、手嶋龍一さんの対談などを掲載する。3月ごろに30年を振り返る「特集感謝号」も発売の予定。季刊情報誌として再スタートする構想も温めている。

【関連ニュース】
【新刊本】『オバマのアメリカ経済入門』=MBB編集部・編

日本海側釣りのポイント
こう見えても、看護師なんです。
債務整理無料相談
ショッピング枠現金化
クレジットカードのショッピング枠を現金化
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。