福岡の贈収賄、贈賄側の前事務局長を逮捕(読売新聞)

 福岡県町村会による贈収賄事件で、県警は4日、前同県副知事・中島孝之容疑者(67)(収賄容疑で逮捕)に現金100万円を渡したとして、贈賄容疑で逮捕状を取っていた町村会前事務局長・笹渕正三容疑者(80)(福岡県小郡市二森)を逮捕した。

 笹渕容疑者は「わいろは渡していない」と容疑を否認しているという。

 発表などによると、笹渕容疑者は全国町村会長で県町村会長の添田町長・山本文男容疑者(84)(贈賄容疑で逮捕)と共謀。2007年3月に設立された「福岡県後期高齢者医療広域連合」の運営方針について、町村会の要望が反映されるよう便宜を図った謝礼などとして、中島容疑者に現金100万円を渡した疑い。山本、笹渕両容疑者が県庁の副知事室に行き、山本容疑者が中島容疑者に現金を手渡したという。

 06年9月に発足した広域連合の設立準備委員会では、中島容疑者が会長、山本容疑者が副会長を務め、笹渕容疑者は副幹事長だった。笹渕容疑者は元県職員で、町村会と関係の深い県地方課(現・市町村支援課)に長く在籍。退職後は20年以上、町村会事務局長を務めていた。

 捜査関係者によると、中島容疑者は「受け取った金は便宜を図ったことに対する謝礼だと思った」などと供述し、山本容疑者も容疑を認めているという。

 中島容疑者の弁護人は4日、「職務権限について疑問があり、中島容疑者には、現金がわいろであるとの認識はなかった。長時間の取り調べを受け、言い分も聞き入れてもらえないまま、捜査官が考えたストーリーの調書に強引に署名させられている」とのコメントを出した。

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